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つれづれなるままに、お気楽辛辣に言葉の綴れ織り


by emico_3
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ラスト・ゲームを観て

野球(ベースボール)
生きて我が家(ホーム)に
還るスポーツ


そのコピーが、余りにも悲しい。

余りにも、多くの想いが去来する映画でした。

自分で驚くくらい、涙が止まりませんでした。

これほどに何かを観て泣いたのは、いつ以来だったろうか。

これほどに、~現在~を慈しむ為に、~過去~を知らねばならないと思ったのは何故だろう?

戦争が紙の上のことだけになった時、日本人は世界とどう向き合うのだろう?

戦争が紙の上のことだけになった時、日本人は子供たちに何を語れるのだろう?

映画を観る前に視た、NHK特番のサイパンの悲劇に触れた老人の言葉が重く思い起こされる。

「語るには、
 あまりにも多くの人が死に過ぎました」

目の前で、我々には想像も出来ない死者を見た人にしか判らない恐怖と絶望と、鎮魂の念であるのだと思う。

でも、それでも・と、懇願する。


教えてください、何があったのか。

教えてください、何処で止めれば良かったのか。

教えてください。

教えてください。

本当に罪深い願いなのでしょうが、教えてください。

教えてください、どんなに悲惨であったのか。

教えてください、どんなに苦しかったのか。

教えてください、どんなに悪夢を見たのか。

教えてください。

教えてください。

私達には想像もできないのです。

生きている内に、教えてください。

血肉の通った声でしか、伝えて貰えない“熱”があるのです。

血肉の通った声でしか、流せない“涙”があるのです。

私達は、あまりにも戦争を知らなさすぎるのです。

その“熱”が、“涙”が、次代を創る私達には必要なのです。


この映画を観て、一番辛かったのは、好きなことをすることが、死への恐怖から逃れる術であったこと。
好きなことをやらせて上げたいと奔走した人達が、最後の手向けになるかもしれないからと、悔恨の思いを抱えながらであったこと。

この映画は、親子で、三世代で、四世代で、みんなで観るべき映画だと思います。
特に目新しいことがある訳でも、興味をそそる演出がある訳でもありません。
でも、“愛”が詰まっていると思います。

ぜひ観て欲しい。

それしか言えない映画でした。
by emico_3 | 2008-08-25 14:37 | つれづれ